詩 吟

古き良き日本の伝統文化を継承し、創造性豊かで魅力ある吟詠道を確立することで、地域文化の向上を図る

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寶心流吟道寶水会

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寶心流吟道寶水会

流会派名
寶心流吟道寶水会
(ほうしんりゅうぎんどうほうすいかい)
会長
木原 寶水

ごあいさつ 


寶心流吟道寶水会のホームページをご覧いただきありがとうございます。

寶心流吟道寶水会は、昭和62年6月に設立し、創造性豊かで魅力ある吟詠道を確立し、古くから継承してきた伝統文化を後世に受け継いでいくため日々精進しております。
平成5年からは、恒例となりました県内文人を題材とした、寶心流独自の「構成吟」を発表しており、好評を得ております。これは、詩吟の新たな魅力と併せて県内文人を全国へ紹介するという、県の文化振興にも貢献することとなっており、こういった取り組みができたことは寶心流にとっても素晴らしい寶であると考えております。
これからも会長を中心に、会員一同吟道の向上に日々努力精進し、地域文化向上発展に微力を傾注する所存でございます。

 

寶心流心得「五訓」

一、 吟道の心髄は礼節を尊ぶことにある
一、 吟道の精神は吟懐を重んずるにある
一、 吟道の利生は血脈を振盪し、身命を養うにある
一、 吟道の究極は心身の和調を図るにある
一、 吟道の至寶は高潔な人格を完成するにある

寶心流吟道寶水会のあゆみ(昭和62年6月創立)

(1)県内文人を取り上げた構成吟の取り組み
 創立翌年からコロムビア吟詠会員になり、全国各地で開催される「コロムビア吟詠音楽祭」に参加し、全国の各流派の特徴や節調について研究を重ね、宗家独自の譜付による「構成吟」が誕生した。
構成吟は詩吟の新たな魅力と併せて県内文人を全国へ紹介するという、正に県の文化振興にも貢献することとなった。


(2)吟変わりの節調の伝承
【吟変わりの創案者「木村岳風」先生】
 
「吟変わり」は近代詩吟の父、木村岳風先生が創案された「豪壮な吟風」の中から編み出された節調の吟じ方である。
木村岳風先生は、多くの弟子を持つより、幾万人の人に詩吟を奨励することが自分の責務だと考え、昭和5年には本格的に日本全土の詩吟行脚を始められた。詩吟界の基礎を創った方であり功労者であることは誰もが認めているところである。


【吟変わりのもう一人の功労者 宗師「松永岳英」先生】
~松永岳英先生と宗家、木原寶心との出会い~
昭和53年10月山口県庁在職中、友人に誘われ山口市「社会福祉センター」で松永岳英先生とお会いし、その卓越した指導力を目のを当たりにしすぐに門弟となる。

松永岳英先生の門下生である宗家、木原寶心は吟変わりの後継者としての指名を受けたことを重く受け止め、昭和62年長野県諏訪市の「岳風記念館」に赴き、館長・山本先生と懇談するなど情報収集を行い、正確な情報を基に本格的に取り組む。現在流派の研究会の中で宗家の指導のもと伝承できるよう取り組んでいるところである。吟変わりはこうして受け継がれ、現在では当流派以外では聞くことができない状態になっている。

(3)歌謡吟詠の取り組み
 保守的で固いイメージの吟界にあって、従来のよい型は保ちつつ、若者に受け入れやすい詩吟、魅力ある詩吟として、歌謡吟詠に取り組む。

(4)会員活動の統一
 発足当時は県庁支部、山口支部、山口中央支部、下関支部の4支部であったが、平成元年には嘉川支部、平成7年には西京支部が発足した。
昭和63年5月1日に「婦人教育文化会館」において第1回発表会を行う。その後、各支部がそれぞれ発表会を行っていたが、平成4年11月、創立5周年を契機に一同が会する大会を実施、以後今日まで毎年実施している。


(5)文化交流
1.平成6年1月
 中国山東省出身、山口女子大学客員講師「李俄憲」氏と詩吟交流
2.平成6年6月
 山口市文化協会に加盟、以後毎年「山口市文化祭」出演
3.平成6年7月
 中国訪問 中国山東省曲阜師範大学との文化交流
4.平成9年1月
 宇部市シルバーふれあいセンターで330人と交流
 「みすゞの心にふれる会」 主催:山口県教育会宇部支部

(6)諸派の活動を全国へ発信・展開する~全国大会引受から学ぶ~
1.京都三千院奉納吟詠会に参加。
2.寶心先生「山口市芸術文化功労者」を受賞
3.寶心先生「日本吟詠総連盟運営委員に任命される
4.松陰神社奉納吟詠会
 平成13年9月16日、「至誠」「立志」など、現在の混迷した時代だからこそ大切である吉田松陰先生の教えを広く全国に発信することを目的に、松陰神社奉納吟詠大会の開催を発起し、宗家代表世話人となる。 
5.「お陰さまで15周年」記念秋季吟詠大会開催
6.指導者研修会始まる
7,吉田松陰顕彰吟詠コンクール始まる
 主催:吉田松陰顕彰実行委員会  実行委員長:木原寶心
8.第21回国民文化祭・やまぐち2006「全国吟剣詩舞道祭」開催
 平成16年8月 宗家、推進副委員長に任命される
 「第20回国民文化祭ふくい・2005全国吟剣詩舞道祭」を視察
 プレ国民文化祭やまぐち・2006吟剣詩舞山口県大会
 平成18年11月5日 第21回国民文化祭・やまぐち2006「全国吟詠詩舞道祭」山口市民会館にて開催
9.山口県大会以後の国民文化祭「全国吟剣詩舞道祭」への参加
10.日本吟詠総連盟全国大会 山口市にて開催(平成19年5月20日・山口市民会館)
11.「孔子切り絵展」及び「山東省芸術切り絵協会歓迎 文化協会」(平成19年11月26日・山口県庁)
12.宗家「山口県文化功労賞」を受賞(平成21年11月5日)

(7)広がり深まりゆく吟詠活動
1.詩吟を通してボランティア活動始める
2.小学生の吟詠教室開催
 伝統文化である詩吟の普及啓発を目的に「詩吟を楽しもう」と題して、小学生を対象に、詩吟教室を佐山地域交流センターで平成22年より開催

 
 
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